
- Excelの「ブック」「ファイル」「シート」の違いがよくわからない
- 職場で「シートを送って」と言われたけど、何を指しているのか不安になる
- 最初に表示される『Book1』って何?その意味と正しい保存方法を知りたい
「Excelブックとは?」を一言で説明すると?

Excelブックは「ファイル全体」=“ブックカバー付きのノート1冊”です
Excelブックとは、「Excelで作成・保存する1つのファイル全体」を指します。
拡張子は「.xlsx」や「.xls」などで、いわばパソコン上に保存されるノート1冊分です。
このブックの中には、複数の「シート」が含まれています。
これはまるで、ブックカバー付きのノートの中に、何枚ものページ(シート)が綴じられているようなイメージです。
なぜ「ブック(Book)」と呼ばれるの?
Excelでは、1つのファイルに複数の「シート」をまとめる構造になっています。
そのため、1冊の本(ブック)に複数のページ(シート)があるような構造に見立てられ、「ブック」と呼ばれています。
- ブック=ブックカバー付きのノート全体(Excelファイルのこと)
- シート=その中の1ページずつ(リストや表の単位)
ブックとシートの関係を例えてみましょう
たとえば、あなたが「家計簿.xlsx」というExcelファイルを作成したとします。
その中に「1月」「2月」「年間まとめ」などのシートが入っていることがあります。
この場合、「家計簿.xlsx」全体がブックであり、各月の表がシートになります。
つまり、1つのExcelファイル(ブック)の中に、複数のページ(シート)があるという構造です。
ブックはファイルと同じ意味で大丈夫
Excelでは「ブック = ファイル」と考えても問題ありません。
「ブックを開く」「ブックを保存」といった表現が出てきたら、それはExcelファイルを操作することを意味しています。
初心者の方は「ブック=ファイル」と置き換えて理解すると、操作も説明書もぐっと読みやすくなります。
「ファイル」「ブック」「シート」の違いをブックカバーで整理!

用語の違いを理解するとExcelがもっと使いやすくなります
「ファイル」「ブック」「シート」はそれぞれ意味が異なりますが、職場や日常会話では混同されやすい言葉です。
ですが、違いを理解しておくことで、作業の指示やファイル整理がスムーズになります。
ファイルとは?=パソコンに保存される“1冊のノート”
Excelに限らず、パソコンに保存されるひとまとまりのデータを「ファイル」と呼びます。
Excelの場合は「.xlsx」や「.xls」などの拡張子を持つファイルで、これがいわばブックカバー付きのノート1冊です。
ブックとは?=Excelでの“ファイル”の呼び方
Excelではこの「ファイル」のことを「ブック(Book)」と呼びます。
ブックの中には複数の「シート」が綴じられ、1つのExcelブックで月別・項目別に情報を管理できます。
「ファイル」と「ブック」はほぼ同じ意味でOKです。
シートとは?=ノートの中の1ページずつ
「シート」は、Excelブックの中にある個別の表やリストの1ページ分です。
それぞれのシートに異なるデータを入力できます。
- シート名の例:「Sheet1」「売上表」「年間計画」など
- タブで切り替えることで、ページをめくるように表示内容を変えられます
違いをざっくり整理!
用語 | 意味 | 例 |
---|---|---|
ファイル | パソコンに保存されるデータのまとまり | 売上管理.xlsx |
ブック | Excel特有の呼び名で、ファイルと同義 | 同上(ブック=ファイル) |
シート | ブックの中にある1ページごとの表 | 1月分、2月分などのシート名 |
「シートを送って」と言われたときの正しい対応方法とは?

ポイント:必要なページだけを別のブックとして渡す
「シートだけを送って」と言われたら、そのページ(シート)だけを新しいブックとして切り出して保存しましょう。
なぜシートだけを送るの?
ブックの中には複数のシートが含まれているため、本の全ページを送ると情報が多すぎることがあります。
必要なページだけを新しいノートとして渡す方が、相手にとっても見やすく親切です。
やってみよう!シートだけを保存する方法
- 対象のシートタブを右クリック →「移動またはコピー」を選ぶ
- 「新しいブック」を選択し、「コピーを作成する」にチェック → OK
- 自動的に開いた新しいExcelウィンドウ(例:Book1)を「名前を付けて保存」
- ファイル名を「1月売上.xlsx」などにして保存
- 元のブックがパスワード保護されていると、シートのコピーが制限されることがあります
- Googleスプレッドシートに共有する場合は、互換性に注意して保存形式を選びましょう
「Book1」ってなに?保存前のブック名の正体と変更方法

Book1=仮の名前です
「Book1」とは、新しくExcelを開いたときに自動で付けられる一時的な名前です。
まだ保存されていない状態のExcelブックを一時的に識別するために使われます。
なぜBook1?その仕組みとは
Excelでは、新しいブックを開くたびに「Book1」「Book2」…と連番の仮名が自動で付きます。
これは「無題のノート」のようなもので、正式名称ではありません。
Wordでは「文書1」、Excelでは「Book1」
Book1を保存して名前をつけよう
- 「Ctrl + S」または「ファイル」→「名前を付けて保存」
- 「経費一覧.xlsx」や「売上2025_5月.xlsx」など、自分にわかりやすい名前を入力
- 保存後は、ウィンドウ上部の表示も「Book1」から変更されます
- 保存せずに閉じると、内容が失われる可能性があります
- 複数の「Book1」「Book2」状態があると、混乱しやすくなります
最初に操作を始めたら、すぐに「名前を付けて保存」する習慣をつけましょう!
まとめ|「Excelブック」「ファイル」「シート」の違いを理解すればもっと使いやすくなる!
この記事では、Excel初心者がつまずきやすい 「ブック」「ファイル」「シート」の違いや、「Book1」の意味について、 “ブックカバー付きのノート”を例にやさしく解説しました。
- Excelブック=ブックカバー付きのノート1冊(ファイル)
- シート=ノートの中の1ページ(表やリスト)
- Book1=保存前の仮の名前(無題の状態)
この違いを理解しておくことで、データの整理や他人との共有も自信をもって対応できるようになります。
「今さら聞けない…」という小さな疑問こそ、基本からしっかり理解していきましょう!
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